想うことなど……

「是々非々」

2014.01.12

 「特定秘密保護法」「原発依存社会」「原発再稼働」「武器提供」「改憲」、「3.11 東日本大震災」以来の日本は、「強い国」を目指し「再生」のための様々な努力が成されています。「経済大国」や「軍事大国」という言葉はとっくに時代遅れで、「強い国」という言葉には、来たるべき新しい時代の「国民を守り、この国の経済を持続的に発展させる」という決意が込められているのだと私は思っています。
 「歴史は繰り返す」或いは、「歴史に学ぶ」という言葉があります。歴史は繰り返す故に、学び、よりよい未来を選択することができるということだと思います。戦争も原発事故も人的災害です。だから私たちは自らの手で災害を招くことはしてはならず、滋賀県の条例制定に携わる議員として自然災害から県民を守る条例案を真摯に見守りつづけなければなりません。
 現在の身近なことは判るが、未来を考えるのは解らないし面倒くさい。一般的に歴史的なスパンで物事を考えることが苦手です。だから、目に映る文字や聞こえてくる言葉は、未来を曖昧にした心地良く解りやすいものが好まれます。
 私は、耳障りの良い言葉を発することはできません。それは議員に選んでいただいた時からの責務として厳しく議会の動向を見極め、未来を判断しなければならないからです。
 「是々非々」。正しいこと(是)は正しい、正しくないこと(非)は、認めて正すことのできる議員で在りつづける。これが私の信念だからです。そして、「彦根にとって」、「彦根で暮らす人々にとって」どうなのかが私の判断基準でしたが、今年からは「1市4町にとって」「1市4町で暮らす人々にとって」どうなのかが私の判断基準です。
 本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。