想うことなど……

彦根城 世界遺産登録

2018.09.09

 平成4年(1992)に暫定リストに掲載された彦根城の世界遺産登録については、ニュースレターで幾度もお伝えしてきましたが、彦根市は2024年度に彦根城の世界遺産登録を目指すなか、「意見交換・応援1000人委員会」が設立され、世界遺産登録を盛り上げる取り組みが始まりました。彦根商工会議所は7月8日に初めて「世界遺産検定」を彦根で実施し、12月16日にも実施することが決定されています。
 本年7月に「世界文化遺産」に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、長崎県・熊本県が各市町と連携して登録に向け多額の予算を計上し、ICOMOSアドバイザーを招聘するなど、彦根城の世界遺産登録へ向けた動きとは異なったものがありました。
 彦根で世界遺産登録を目指した様々な取り組みが行われるなか、市も県も登録の目標年次に合わせて、新たな事業としての予算措置の必要を実感した次第です。
 彦根城下は観光シーズンになると僅かの日数とはいえ交通麻痺になり、市民生活に大きく影響して、観光客に来て欲しくないと思う市民の声も聞こえます。城下町の景観は守りながら、住民によるまちづくりを進めていかなければと思います。