想うことなど……

映画「一命」

2011.08.13

今年10月15日、松竹映画「一命」のロードショーが始まります。原作は「異聞浪人記」滝口康彦著(1958年)で、仲代達矢の主演で「切腹」として映画化されたこともある作品です。「異聞浪人記」は今「一命」(講談社文庫)に収録されています。この話には、井伊直孝公の時代、江戸井伊家の上屋敷を舞台に、武家社会に立ち向かった2人の侍の生きざまが描かれています。愛の物語が根底に流れているのだが、武家の建前は現代の政治にも似ているようでもあります。
貧しくとも愛する人と共に生きることができる社会が幸せなのだと思う今日この頃です。

この記事のリンク: 映画「一命」

ソーシャルメディア

2011.08.13

思い立ったが吉日とばかり、FacebookとTwitterを始めました。テレビのチャンネルが丸い時代の人間としては、ボタンがいっぱい配されたステレオを経験し、リモコンの機能を覚えきれず、いつのまにか、一つのボタンに沢山の機能がある時代になりました。コンピュータなどできれば触りたくないと思っていました。
案ずるより産むが易しとはいいますが、予想通り悪戦苦闘しながら、解らないことだらけですが、何とかなりました。今は何もかも、目新しく、いろいろと学んでいます。素晴らしい世界ですが、このツールをどう活用するのか、問われていることも確かなようです。

この記事のリンク: ソーシャルメディア

言葉が通じない

2007.02.09

人は大抵の場合、言葉を使いコミュニケーションをとっています。以心伝心……漢字で書くと言葉を発する時よりもその意味するところがよく解り、コミュニケーションの究極の在り方のような気もいたします。
人は言葉で思考します。語彙が多ければ多いほど、論理的なより深い思考が可能となり、微妙なニュアンスを伝えることもできるようになるのでしょう。最近は語彙と言うよりボキャブラリーと言った方が理解し易いかもしれません。

続きを読む: 言葉が通じない

彦根と映画

2007.02.09

昨年末から「武士の一分」「大奥」と彦根ロケの映画が話題になっていました。カメラが切り取った画面は物語との相乗効果で見慣れた風景とはまた違った新鮮な驚きがあります。わたしたちの町を背景として物語が展開する映像は、町の風景が時代を超え、繰り返し再生される記憶メディアだとも考えることができます。

続きを読む: 彦根と映画

地域力について

2006.12.04

最近、友人から聞いた話ですが、昨今、妖怪がブームらしいです。
過去にも、室町時代、江戸時代とブームがあって、どうやら人々の豊かさと関係があるようです。
昭和30年代から40年代にかけての高度成長期にも妖怪や怪獣のブームがあり、当時の漫画やTVで育った人々が、平成の妖怪ブームの担い手ということになります。時代の進歩への警鐘を鳴らしているようにも思えます。進歩の速度、進化の方向を、妖怪という共有するニュアンスで補正しようとしているかのようでもあります。人々が、「このままでは、何かちょっと違うぞ」と想った時、妖怪は現れるのかもしれません。

続きを読む: 地域力について

市民と行政の間にて

2006.11.22

私たちの未来は、市民の皆さん、行政、議員、皆で創っていくものです。私は当初から、常に市民の代弁者であり行政のメッセンジャーであることを心掛けてきました。彦根のより良き未来のためにプロとして両者を繋ぐのが議員本来の仕事だと思っています。言い換えれば議員というのは『何かを成し遂げる者』ではなく、その何かについて『判断を委ねられた者』ではないでしょうか。

続きを読む: 市民と行政の間にて

質問の仕方で変わる未来

2006.11.22

彦根市議会議員になってから私のライフスタイルで一番変わったところは読書量ではないでしょうか。家業が本屋ですから昔から、「本は陳列しておくもの……」と読書などしなかった私ですが(特に精読は苦手でした)、以前に比べて多くの量を読みこなすようになりました。読書と言っても、そのほとんどが議員としての使命を果たすために、議会での質問に備えての事前勉強です。

続きを読む: 質問の仕方で変わる未来

わたしたちの町……

2006.11.22

彦根は江戸時代から連綿と続く歴史を有する町です。写真は寺町の風景。真新しい石畳の向こう側は市場商店街が生まれ変わった「四番町スクエア」です。「四番町」は江戸時代の「白壁町・内大工町・寺町」が合併して成立した町の名前で、明治22年犬上郡彦根町の大字、昭和12年に彦根市四番町となりました。昭和44年、住居表示の実施で中央町・本町一丁目の一部となります。旧町名やコミュニティーもまた、江戸から、明治・大正・昭和という断続的にわたしたちの町に残る文化ではないでしょうか。

続きを読む: わたしたちの町……

市議会議員としての視点

2006.11.22

昨年4月の市議会議員補欠選挙におきましては、たいへん多くのご支援をいただき、心より感謝いたします。皆さまのおかげをもちまして、彦根市議会議員として仕事をさせていただくことができました。
ありがとうございました。

続きを読む: 市議会議員としての視点