議会質問記録

平成18年12月定例会 彦根城周辺の様子について

2006.12.31

昨年の11月頃、京橋界隈のカラスが異常に増え、困り果てて12月の本会議で話題にしておりましたら、3月の本会議前に花火の音で追い払っていただきました。その後、カラスは居住地を城西学区から佐和山城東学区へ引っ越したのか、京町大東町方面で糞害を与えておりましたところ、昨日の答弁「市長への手紙」の件で報告のありましたように、関西電力様の協力で電線に施工したところカラスがその電線には留まれないので、糞害もなくなったとのことです。

ところが今度は一年経ってまた京橋界隈に現れてきましたので、昨年と同じように本会議に一般質問の通告をしましたら、相前後して本会議ひとつ先にまた花火の音で追い払っていただきました。その効果は絶大で問題のカラスは一時少なくなってしまいました。ありがとうございました。

  1. カラスの状況について
    1. カラスの生息数を減じることについて我が彦根市の対応はどうでしょうか。

      (答)
      すでに新聞報道等でご承知いただいていますとおり、今年の夏ごろ、彦根駅前大東町周辺の電線上を、大量のカラスがねぐらにしたことで、その糞が路上に落下するなど、生活環境上への影響や景観上非常に見苦しい状況となりました。

      このことから、本市におきましては関係部局による対策会議を立ち上げ、検討を重ねてまりました。

      また、個体数削減を含めた対策についてはカラスの生態の専門家の意見を聴取したところ、その見解は、駆除のみによって個体数を削減することは、極めて困難であり、地味ではありますが、例えば継続的に花火を用いて追い払い、カラスにこの場所は安心できないと思わせることが最良とのことでした。

      従いまして、農用地においては、農作物の被害もあり、有害鳥獣駆除で、一定数のカラスは捕殺しておりますが、現時点では、これらの場所以外においてカラスを捕殺して、生息数を減らすことは考えておりません。
    2. 先程も申し上げましたとおり、電力会社の電線への加工でカラスが留まれなくなり、糞害に対する効果が上がっている実績があります。市からも電力会社に依頼していただきたいのですが、いかがでしょうか。

      (答)
      大東町周辺のカラス対策では、関西電力とNTTのご協力で特にカラスが多くいる場所の電柱付近を中心に、戦線の上にもう一本ワイヤーを張り、カラスがとまりにくくする方法をとっていただきました。

      その結果、その周辺からカラスはほとんどいなくなり、一定の成果があったものと考えております。

      現在、本町周辺がカラスの糞害でお困りということですので、本市対策会議を通じ、関西電力などに対しまして、早急に対策を講じていただきますよう要請してまいりたいと考えております。

      以上で今定例会の質疑並びに一般質問を終わります。ありがとうございました。