議会質問記録

平成18年12月定例会 市立病院受診事務手続きの流れについて

2006.12.31
  1. 精算支払い事務手続きの流れにネックが存在していないでしょうか。スタッフがそれぞれのセクションで精を出して仕事をしているのに、並んでいる利用者に不満があっては残念です。また、設置者が事務作業の流れに満足してしまえばそれまでですが、
    1. 事務事業の改善点を求めているか、どのような研究がされているのか、お尋ねします。

      (答)
      患者さんが診察を終えられ会計清算窓口で受付をしていただきますと、内容の点検を行い整理券を発行のうえ、入力作業を行いまして、清算支払いをしていただいております。

      患者数が特に多い日や月初めに保険証を確認する日、また、休日明けなどの日で、会計清算窓口に患者さんが診察を終え集中してくる時間帯の11時30分から12時30分頃には待ち時間が30分から40分を超えることがございますが、それ以外の日については概ね平均すると10分から20分程度で推移しているのが現状であり、常時、慢性的に多くの待ち時間が発生しているわけではございません。

      しかしながら、一部の日につきましては、患者さんにはご迷惑をおかけしていることから、この11月からは、待ち時間を長く要する日や時間帯は、増員を含めて、タイムリーにその業務にシフトさせたスタッフ配置を行い、事務手続きが円滑に流れるよう改善し、取り組んでいるところでございまして、11月中旬以降からは特に待ち時間が長い日は発生していない状況であります。

      また、伝票の内容についての診察室等への問い合わせや保険確認等に時間を要していることもありますことから、毎月開いております外来運営会議において、問題点を整理し、診察室等への問い合わせを極力減らしていくよう改善していくとともに、医師や看護婦また、医療技術者などとの連携をより密にしながら待ち時間の短縮を図るよう努力してまいりたいと考えていますのでご理解賜りたいと思います。
  2. 市立病院隣接の未譲渡地について
    1. 昨年から協議されている隣接地の譲渡はどのように決着したのか、お尋ねします。

      (答)
      本院隣接の県立大学旧看護婦短期大学部用地につきましては、平成18年度3月議会公政会代表質問にお答えしましたように、近年の厳しい市の財政状況や現状の病院経営が今後、一段と厳しくなる経営環境を考え、病院事業にとってどうしても必要となる図書館用地を除き、取得を断念したところであり、県に対しその旨伝えたところであります。その後、図書館およびその用地につきましては、取得に向け県と協議を重ねてきたところであります。このようなことから、この11月下旬に県との間で仮契約を締結し、現在開会されております12月定例県議会において、議決いただければ、取得することとなっております。
    2. 病院が譲渡を断念した土地の位置、面積と落札者、用途について承知の範囲で開示をお願いします。

      (答)
      取得を断念した土地は、本院北側に隣接いたします土地で八坂町1893番1ほか4筆、28,296.01㎡でございまして、先月の11月20日に県有地売払い一般競争入札が執行され、枚方市の大西建設株式会社が落札されたと聞き及んでいます。なお、参考でございますが、落札価格は7億2,000万円でございます。

      この地域は第1種中高層住宅専用地域となっておりますが、落札者がどのような活用をされるかについては承知しておりませんので、よろしくお願いいたします。
    3. 旧県立短大図書館の機能について、取得後も図書館機能を維持すると理解しておりますが、そのとおりでしょうか。

      (答)
      旧県立短期大学附属図書館取得後の利活用につきましては、以前にもお答えしておりますように、地域に開かれた病院として医療情報を発信できる場や看護実習生受入施設、さらには病院図書室の充実などに活用する方向で考えております。

      現在、院内で検討会議を設け、さまざまな角度から議論をしておりますが、この中では、地域の医療関係者の研修の場としてはどうかといった提案や市民への情報提供なども必要ではないかといった意見なども出ており、今後はさらに検討を進めていきたいと考えておりますので、理解をお願いいたします。