議会質問記録

平成18年12月定例会 議案第112号彦根市観光駐車場条例の一部を改正する条例案について

2006.12.31

おかげさまで、心配されていた、解体工事に伴う騒音や振動は意外に少なく、粉塵とネズミの引っ越し程度の軽微なことで完了し、いまは、囲いもとれて明るい素敵な空間が出現しました。城域の景観もガラリと変わり大変良くなりました。

  1. 旧市立病院解体工事について
    1. その進捗状況を確認いたします。

      (答)
      現在、旧彦根市立病院解体工事は、建物の基礎構造物及び外壁等の一部を残しほぼ完了しており、敷地内の整地を進めているところであります。12月1日現在での進捗率は89.2%であり、工期の12月20日の工事完了に向けてほぼ計画どおりに進んでいる状況であります。
  2. 9月補正で予算化された跡地の駐車場化について
    1. 工事等の日程をお示し下さい。

      (答)
      駐車場工事は、発注を終え、解体工事の完了を待っての着工を予定しております。その工事日程につきましては、工事着手の前に概略工程と工事の進め方等の資料を作成し、地元の代表の方にご説明をさせていただく予定であります。また、工事着手後は、定期的な工程会議を実施し、工事の日程や内容について開示し、地元の方々のご理解を得ながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
    2. 関連施設としてのトイレ、インフォーメーション、売店等の計画については、市民によくわかるように開示ください。

      (答)
      駐車場関連施設につきましては、公衆トイレを中堀沿いに設置するため、工事発注を行うところであり、400年祭の開幕に間に合うよう着工の準備を進めております。

      また、案内所、休憩所等その他の付帯設備につきましても、次年度以降となりますが、設置に向けて取り組みを進めているところであります。
    3. 市営では初の24時間稼働駐車場になります。防犯計画と近隣住民や商業者への環境対策計画はどのように考えておられるのか、示されたい。

      (答)
      来年3月21日に開幕されます国宝・彦根城築城400年祭に合わせて開設を予定しております(仮称)京橋口駐車場の供用時間は、普通車が24時間で、大型車は午前8時から午後6時までとしておりますことから夜間等の警備対策や騒音対策、さらには普通車に設ける駐車券発行機等のトラブル等々発生時への対応は必要なものと考えております。

      このことから、すでに設置されている近隣の他の駐車場を参考にし、警備体制につきましては大型車の駐車料金徴収員による監視はもとより、警備会社にも委託し、緊急時での対応や夜間等のパトロール等を行い、適切な運営に努めてまいりたいと考えております。

      また騒音対策につきましては、駐車中のアイドリングをストップするなど、使用上の注意事項の告示看板を設置するなどして、近隣住民等の皆さまにご迷惑が掛からないような対応を講じてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
    4. 解体された旧病院の周囲は景観形成地区でもあり、この地の住民が景観に配慮して修景計画をまとめれば行政は支援する用意はあるのでしょうか、お尋ねします。

      (答)
      周辺への面的な広がりを実現するには、先に述べましたように地域住民と行政との協働による合意形成が必要であると考えております。そのための技術的助言や専門家による相談員の派遣など「計画づくり」が円滑に進められるような支援に努めてまいります。
  3. 車両交通に対する安全も頭にはあったので「歩行者の安全対策について」と書いたのですが、通告は夜間の照度不足による防犯上の安全対策のみになっておりました。
    最近は夜間にも観光客や市民を動員しようと、イルミネーションやライトアップといった事業も多く見られるようになってきました。この傾向は今後も続くものと思われます。(仮称)京橋口駐車場からの客導線を考えたとき南北のキャッスルロードと東西の中堀沿い道路の内、京橋以西は景観に配慮した街路灯が完備しており大変明るくてよいのですが、
    1. 京橋以東埋め堀三番町あたりはこれと対照的に、暗くて見劣りがするのです。回遊性などを考えるとき、釣り合いのとれた照明が必要と考えますが予定されているのか、確認します。

      (答)
      中堀沿いの京橋以西は、現在、県道となっておりますが、都市計画道路として市が整備を行い、併せて修景事業として歩道照明が設置されております。また京町一丁目から二丁目にかけましては、地元商店街が市などの補助により歩道照明灯を設置されているところであります。

      議員ご指摘の本町一丁目から立花町の区間につきましては、滋賀県管理の主要地方道彦根近江八幡線で、照明施設は道路管理者が必要とする交差点部に設置されているのみであり、歩道照明の連続性は確保されていない状況となっております。

      現在、滋賀県においてこの県道は、彦根市街地の東西方向の骨格を成す幹線道路であることから、大東町地先から京橋にかけて安全で安心して通行できる歩行空間のバリアフリー化を進めるため、現状の問題点や改善方法などを検討されており、この整備計画の中で歩道照明についても取り組んでいただけるように要望いたしてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
    2. 同じ意味から二の丸は現在ライトアップされていて大変美しくて明るいので安心感もありますが、

      このライトアップ事業が終わるとまた元の暗さ……通告には反動からのイメージで暗さと表記しましたが、実地に見てみると、夜中の城郭としては、あのような感じなのかなとも思いますが、要はライトアップされることはなくなるのでしょうか、お尋ねします。

      (答)
      内堀二の丸界隈のライトアップ事業は、国宝・彦根城築城400年祭プレイベント“光の祝祭 彦根城ライトアップ「ひこね夢灯路」”として、国宝・彦根城築城400年祭実行委員会が11月15日(水)から12月31日(日)までの午後6時から午後9時までの間、開催されているもので、彦根城城郭景観照明として表門橋から大手門橋までの犬走りや石垣、樹木などをライトアップされております。

      また、国宝・彦根城築城400年祭開催期間中におきましては、桜まつりや玄宮園での虫の音を聞く会、錦秋の玄宮園ライトアップ開催時に併せて実施される計画となっております。

      その後の計画につきましては、当該ライトアップ事業の主管団体である(社)彦根観光協会において継続していくことを前提として、今後、実施計画や場所、方法などを検討していくとお聞きいたしております。

      なお、このような景観照明事業が行われない期間につきましては、既設の「フットライト」により歩行者の安全が図れるものと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。